石井リーサ明理(照明デザイナー)
石井リーサ明理(Akari-Lisa ISHII)
1971年東京生まれ。東京の石井幹子デザイン事務所、パリのライト・シーブル社を経て、2004年独立。2015年、フランス照明デザイナー協会の照明デザイン大賞を受賞。
照明デザインの職に目覚めた、光の街、パリ
石井リーサ明理さんは、明かりを灯す人である。夜間、都市や建造物が暗闇に沈まないよう、適切なライティングを考案する照明デザインが彼女の仕事だ。長野の善光寺や東京の新歌舞伎座、国外ではパリのノートルダム寺院やメッスのポンピドゥーセンター。世界に名だたるモニュメントが彼女の明かりに照らされて、より美しさを際立たせる。その活躍の場は世界各国に広がるが、拠点としているのは生まれ故郷の東京、そしてフランスのパリだ。なぜパリに?という問いかけに、彼女は明快な答えを持っている。
「パリは、光の街だから」。